G20議長国・中国が南シナ海岩礁に中国船を終結

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現在開催中の中国でのG20ですが、議長国である筈がとんでもない事態に。

南シナ海岩礁に中国船を集め、海洋侵略の思惑は進行中だとか。ハーグ仲裁裁判所での認定をものともしない、厚顔無恥さです。


G20開幕 南シナ海で日米抑える中国の戦略とは・・・(16/09/04)

中国船はG20の最中になぜ終結?

「見えざる“対中包囲網”が静かに構築されつつある」。日中関係筋は、今回の20カ国・地域(G20)首脳会議の構図について、こう指摘した。

首脳会議の冒頭、議長の習近平国家主席は、国際社会が懸念を深めている南シナ海や東シナ海をめぐる摩擦や、イスラム過激派を含むテロの脅威など、外交・安全保障の問題には触れず、議題を国際経済に限る姿勢を改めて強調した。

 

だが、「多くの首脳が参加する国際会議で、議長国のご都合主義で外交問題を封じ込めようとすればするほど、その異質さが浮き彫りになる」(オーストラリア紙の記者)との不満もくすぶる。杭州に集まった日米欧やアジア周辺国の首脳や外交当局者、報道関係者による水面下の意見交換のテーマは、習氏の思惑とは逆に、南シナ海など外交問題に集中している。

 

しかし、首脳会議の議題から「封殺」する一方で、中国はフィリピンと領有権を争うフィリピン沖の南シナ海・スカボロー礁(中国名・黄岩島)近くに、埋め立て用とみられる10隻の船を集結させて、国際社会を刺激するというチグハグな動きを見せた。

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 オバマ大統領が中国に国際法順守を要求

オバマ米大統領は4日放映のCNNテレビで、中国が南シナ海ほぼ全域での中国の主権主張を退けた仲裁裁判所の判断を無視していることについて「国際法に従わなければならない」と重ねて要求し「国力を増すごとに負うべき責任も増す」と強調した。

 

オバマ氏は「中国がフィリピンやベトナムよりも大きい国だからといって、力の誇示が許されるわけではない」と指摘。中国が続けている南シナ海での国際法違反が「重大な結果を招く」と中国側に忠告していることを明らかにした。

 

南シナ海では4日、フィリピンに近いスカボロー礁(中国名・黄岩島)に中国船が多数集結していることが明らかになった。米国は警戒感を強めているが、インタビューは事前収録のためオバマ氏は言及していない。(共同)

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中国は何とかして、南シナ・東シナにおける侵略行為を隠蔽しようとしていますが、国際社会からの孤立化はもはや避けられないでしょう。

表向きだけの実のないG20は、茶番劇とも言えそうです。

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