小池都知事が築地移転を延期の方向へ!

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リオ五輪から帰国後、待ち受けているのは築地市場の移転問題。小池都知事にとって、初の大仕事とも言えるでしょう。色々な思惑が絡む築地移転ですが、その真相は如何に?

 

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小池都知事が築地移転を延期

東京都の小池百合子知事は、11月7日に予定している築地市場中央区)の豊洲市場江東区)への移転時期を延期する方針を固めた。一両日中に発表する。豊洲市場の土壌の安全性確認などが不十分と判断した。30日午前、報道陣の取材に対し「近々会見など開き、その場ではっきり話をする」と述べた。

 

小池氏は、豊洲市場の地下水のモニタリング調査が終わっていないことを疑問視。過去7回はすべて環境基準値以下だったが、最終調査は11月18日に始まり、1月中旬ごろに結果が出る。今月26日の定例会見で調査終了を待たずに開場を迎えることに「大きな疑問を持っている」と述べた。

 このほか、2009年2月に4316億円だった豊洲市場の総事業費が5884億円に膨らんだことや、間口の広さなどの「使い勝手」の点で業者らから不満の声が上がっていることも課題に挙げ、改善点を調べる考えを示していた。

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 築地市場移転の問題は?

現在の築地市場の施設の老朽化とアスベスト問題があり、移転は避けられないにしても、豊洲新市場への移転には反対の声もあがっています。

土壌汚染が問題で移転を見送るべきなのか、使い勝手で致命的な欠陥があり、移転すれば市場として機能しない恐れがあるから移転すべきでないのか、もっと瑣末な問題も交じり合って、なにが焦点なのかがよくわからないままに議論されているように感じます。

 

ただ、残るのは豊洲新市場が機能的欠陥を抱えていて、まともに機能しないのかどうかの疑問です。

理屈では事業主体が異なるので、別問題ですが、東京オリンピックのシンボルデザインにしても、新国立競技場にしても、コンペが不透明で、またずさんなもので、いずれもがやり直しになった割には責任が曖昧なままで終わり、不信感が根深いことです。

 

そこに東京都議会のドンがかかわる疑惑が報じられたのでよけいに不信感を助長しているのではないでしょうか。豊洲新市場も、オリンピックのコンペに疑惑があったように、なにか不適切な問題が起こっていないかは気になりはしますが、そうであっても移転するかどうかそのものとは直接関係する問題ではありません。それはそれで問題を分けて追求すればいいことです。

 

非常に拙劣な計画で、そうなった原因は「都が、市場関係者のニーズをくまずに豊洲移転を計画し、細部の詰めは設計を請け負った日建設計に丸投げしたから」としていますが、問題は、動線計画に致命的な欠陥があるということと、水産仲卸売場の床の強度が不足し、現在設定されている重量制限ではフォークリフトなどが使えないというものです。

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外側からは見えにくい築地移転問題。ただ思うのは、韓国人への利益ばかりを誘導していた前舛添都知事は、一体何をしていたのでしょうか?