自民党の二階幹事長「女性天皇」を容認か?
女性宮家問題は暫く沈静化したように思えました。しかし、25日に自民党の二階幹事長が「女性天皇」容認発言を。親中派として知られている二階氏ですが、その意図は?
自民党二階幹事長は「認めねば時代遅れ」との理由で「女性天皇容認」を口にした。「女性天皇」の是非は別として、「時代遅れ」かどうかの料簡で皇室を語ること自体はナンセンスだ。時代を超えたその不変なあり方においてこそ、皇室の皇室である所以と尊さがある。二階さんの浅知恵の及ばないところだ。
— 石平太郎 (@liyonyon) 2016年8月25日
自民党の二階俊博幹事長は25日、BS朝日の番組収録で、女性天皇に関し「女性尊重の時代に天皇陛下だけそうはならないというのはおかしい。時代遅れだ」として容認する見解を示した。
この後、二階氏は記者団に「諸外国でもトップが女性である国もいくつかある。何の問題も生じてない。日本にもそういうことがあってもいいのではないか」と語った。
二階氏は、天皇陛下がお気持ち表明で強くにじませた生前退位について、「首相の責任で、この問題を処理するのがいいのではないか」と述べ、政党間で議論することに否定的な考えを示した。政府がこれに併せて女性天皇、女性宮家実現に向けた検討をするかどうかに関しては「一緒にやれればいいが、やれなければ切り離して考えればいい」と語った。
二階幹事長は「女性天皇」と「女系天皇」の違いを認識した上で、この発言をしているのか疑問です。
安倍総理の二階幹事長起用の思惑は?
皇室問題かんするナンセンスな発言といい、一貫とした媚中姿勢といい、二階さんという人が安倍自民党の中枢を握っていることに不信と不安を感じる。安倍さんは一体どうして、主義主張が正反対であるはずのこの人に党を任せることにしたのか。これで、後半の安倍政権の方向性が誤ることはないのか。
— 石平太郎 (@liyonyon) 2016年8月25日
自民党の二階俊博幹事長が早くも存在感を発揮している。谷垣禎一前幹事長の負傷を受けた突然の就任から10日で1週間が経過したが、安倍晋三首相の党総裁任期延長論を主導し、敵対した小池百合子東京都知事への処分問題では慎重姿勢を鮮明にするなど発信力を強めているからだ。目立つことを嫌う「静」の谷垣氏とは対照的な「動」の二階氏に、党内では期待と警戒が交錯している。
二階氏は10日、予算要望のため党本部を訪れた沖縄県の翁長雄志知事と向き合い、こう語った。
「できるだけのことをして寄り添って歩んでいくことが大事だ。私も機会をみて沖縄を訪問したい」
翁長氏らの野党勢力「オール沖縄」と自民党は先の参院選でも対決し、決して円満な関係とは言えない。だが、二階氏は会談後、記者団に「基地の問題も平和の問題もみんな自民党に責任がある。しっかりした対応をしていく」と断言した。「敵対勢力」をも取り込む老練な二階氏との面会を終えた翁長氏は、表情を緩めて党本部を後にした。
安倍総理の二階幹事長起用には、ポスト安倍の権力争いがあった。政治は綺麗ごとではできないんですね。最終的には、国益に叶うかが重要になってくるでしょう。